参加者の声

熱を感じられる経験と出会い

北星学園大学 池田華林さん(第2回ショートタームプログラム参加者)

プログラム全般に渡るレポート「SVJU STP 2016 Springに参加して」

グローバル人材という最近よく耳にする言葉があります。グローバル人材に必要なスキル云々を語る著書やそういった人材を育成する様々なプログラムが今日本に溢れてきているように思います。
しかし、本当にそれでグローバル人材を育てることができているのでしょうか。そもそもなんのために日本はグローバル人材を必要としているのでしょうか。それを理解できずして、手段が目的と化してしまっているのではないでしょうか。現に私もその一人でした。グローバルに生きられる人になりたい、そう思って何度も海外へと飛び出し様々なものを見てきました。しかし、それはなんのためなのか。なぜそうするのか。考えもせずにただ走ってきました。

けれど、やっと気づくことができたのです。SVJUのプログラムの中で。
プログラムが素晴らしかったという表現は私の中では何かが違っていて、プログラムというより、人が素晴らしかったという表現の方がしっくりきます。プログラムのコンテンツはもちろん充実していたけれど、終始私がプログラム中に感じていたのは、スタッフや講師の方々、そしてシリコンバレーで働く人々の熱でした。
その熱をずっと感じていたものの、気づくことができたのはプログラムの後半です。残りあと3日というところで、日本にいるときと違うと感じていた何かに気付くことが出来ました。
それは、まぎれもない「情熱」というものでした。今までの私は、情熱なんていう言葉は、どこか馬鹿らしくて嘘くさくて、子供っぽいような言葉に感じていました。でも、今は違います。

私が日本にいるときも惹かれていた人々や会社や組織には、すべて情熱があるのだということに気付いたのです。そして、それこそが私に一番欠けていたものでした。
何かやり遂げたいことに対する強い想いや情熱が、周りの人びとや環境、そして世界をも変えるものを生み出している。自分の中から溢れてくる熱を包み隠すことなく伝えていく。その手段や方法は人それぞれ違うけれど、皆共通しているのはその強い想いと、その想いを発信し続けて伝えぬく力があること。
もちろん日本にも、強い情熱を持って行動している人達はたくさんいるけれど、シリコンバレーほどそんな人たちが多く集まっている場所はないと思います。

日本からわざわざアメリカという遠い地まで行って得られたのは、その熱を感じられる経験と、熱を持った人達との出会い。
なんとなくこの先が暗いように見える日本では霞んでしまって見えなくなりがちな、未来への希望やわくわくする想いがシリコンバレーにはありました。
幸運にも私はその環境を目の当たりにし、情熱と愛情が溢れる人たちに出会うことができました。
これからその幸運をより多くの人が手にして、一緒に日本をもっと熱気あふれる国へと導くことができるのではないかと思うと、未来に期待が高まるばかりです。